がめ煮(筑前煮)

お正月やお弁当の定番、筑前煮。九州ではがめ煮、それ以外では筑前煮とか炒り鶏なんて呼ぶそうですね。うちでは昔祖母が博多に住んでいた頃にご近所さんに教えてもらったらしく、がめ煮と呼んで毎年お正月にはおせちと並べて必ず食べます。炒った鶏ももを煮詰めたら、冷まして味を染み込ませて、三が日の保存食に。

【材料(3-5人前)】
筑前煮セット 3袋
生しいたけ 4つほど
鶏もも肉 1.5枚
ごま油 大さじ2杯
砂糖 大さじ2.5杯
こいくち醤油 大さじ5杯
清酒 大さじ5杯
だし汁(昆布) 具材が9割浸かるくらい
(飾り用)絹さや お好みで

直径が牛乳パックサイズの鍋がいっぱいになる分量です。お好みで調整を。

※筑前煮セットはスーパーで売ってる袋入りの茹で野菜。小田急や東急などの私鉄系のスーパーに置いてあるコレがお気に入りです。
個人的に中身の具に片寄りがあると思ってるので、気持ちにんじん多めとれんこん多めを手に取ってしまう癖が…笑ごぼうやたけのこの水煮なんかも入っているので、何も考えずに調理出来て便利です。

※絹さやは盛り付け用です。彩りが欲しいので、一緒には煮込みません。食べる直前に茹でて冷やしておきましょう。ヘタとスジを取ったらお湯に塩と一緒にいれて1分。茹ですぎるとクタッとなっちゃうので、固めでも取り出しちゃうのがオススメです。(意外と余熱が…)
冷めたら斜めに半分くらいで切り、お皿に盛った筑前煮の上に飾り付けていくだけです。

※清酒:料理酒は塩分が入り調味料の分量が難しくなるので、薄味でダシの味しっかりな煮物が食べたい時は料理用の清酒がオススメです。
だし汁(昆布):だし用の昆布を5cmくらいで切ったものを4-6枚くらいと、水必要量を別のお鍋に用意します。冬なので昆布を3時間くらい水に浸けたら、沸騰直前まで沸かします。夏であれば1時間くらいでいいかと。

【作り方】
  1. 鶏肉を少し大きめの一口大に切り(煮れば縮みます)、鍋にごま油を熱したら強火で焼き色をつけていきます。鶏肉の水分が出るので、表面が白くなってくるくらいで。煮込むので、中が少し赤そうに見えても大丈夫。
  2. 生しいたけも一口大に切り、鍋の鶏肉と一緒にします。砂糖と醤油を入れたら木べらで回しながら混ぜ合わせるように炒めます。全体が混ざってきたら水を切った筑前煮パックを投入。※必ず水を切ってください!
  3. 具材を混ぜ合わせたら酒、だし汁を加え、中火で煮ていきます。汁が9割ほどで具材が浸かりきらないので、落し蓋をします(アルミホイルをくしゃくしゃにして広げたものでも大丈夫です)。煮詰めすぎると冷めて汁が染み込むときに味が濃くなってしまうので、時々味見をしながら少し薄味かな?くらいで火を止めておくといいです。
  4. 一旦冷ましたらもう一度あっためるくらいで火にかけ、また冷まします。
  5. お好みで絹さやを盛り付けたら完成。


味が濃い方が長い保存には向いてると思うのですが、個人的には上の分量くらいが濃すぎず薄すぎずでちょうどいいかなと思ってます。今は三が日中でもスーパーもあいてますし。

煮物は前日夜に作って翌日食べると味が染み込んでおいしいですよね。うちでも31日中におせちを作って、余った材料を晩のすき焼きに突っ込んだりしてました。それからたくさん作ったがめ煮からお雑煮用に具を少し貰ったり笑

お正月のがめ煮が初記事となったわけですが、三日坊主にならないようにちょこちょこ修正加えながら新しい記事も追加して頑張ろうと思ってます。良かったら読んでいってください。またTwitterも始めましたので、こちらも良かったら。

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それでは本年も、よろしくお願いいたします。

がんばらないごはん

料理レシピブログ。今年の目標は肩の力を抜くこと。がんばりすぎず、こだわりすぎずに美味しくできたごはんの備忘録に。

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